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タイ倉庫費用を解説 – 保管費用、入庫・出庫、積み込み・積み降ろし、RTなど。タイの一般・冷蔵・危険品・保税倉庫の費用

タイ倉庫費用を解説 – 保管費用、入庫・出庫、積み込み・積み降ろし、RTなど。タイの一般・冷蔵・危険品・保税倉庫の費用 | タイ国内倉庫

warehouseタイで倉庫を探す場合 価格の事が気になるかと思います。今回は倉庫費用の項目について解説していきたいと思います。倉庫業者によって条件が若干異なったりする事はありますが基本的な項目は同じです。

Storage Charge:保管費用

貨物を保管するための保管費用です。倉庫でお客様が必要としているスペースを貸し出すわけですからその費用が請求されます。 使用単位:RT(Revenue Ton) 保管費用を計算する時に使われる単位がRT(レベニュートン)です。これはサイズと重量を比較して大きい方で計算するという事です。 ・サイズの単位:CBM(キュービックメートル) *M3とも表現します。1m x 1m x 1m =1m3(1CBM) ・重量の単位:TON(トン)[br num=”2″] 「サイズ」と「重量」という異なる単位のものを比較するとはどういうことでしょうか?これには以下のようなルールがあります。

サイズ/重量換算ルール

【重要ルール】1M3 = 1TON revenue ton 1立法メートル(サイズ)と1トン(重量)が同じであるという事です。このルールを元にサイズと重量の”どちらが大きい”かを計算します。[br num=”2″] 以下の問題を例に計算してみましょう ・問題 貨物サイズ:2m(縦) x 1.5m(横) x 1.5m(高さ) 貨物重量:1.5ton 貨物サイズと貨物重量、どちらが大きいでしょうか?[br num=”2″] ・答え:貨物サイズ 貨物サイズをM3(CBM)で表すと2m x 1.5m x 1m = 4.5M3です。1M3 = 1tonのルールに当てはめると4.5M3 = 4.5tonとなります。実際の貨物重量は1.5tonですので、4.5M3(4.5ton)の貨物サイズの方が大きくなります。

保管費用:実寸請求 or ハンドリングスペース請求

倉庫業者にもよるのですが保管費用の請求が保管貨物の実サイズでの請求の場合と、貨物をフォークリフトなどで動かす場所も含めたハンドリングスペースで請求される場合があります。後者の場合は請求単位がRTではなくM2の場合が多いです。

WH IN:入庫費用

入庫時のハンドリング費用です。貨物をコンテナやトラックから積み下ろしてから、指定の保管場所までフォークリフトで運んだり、また入庫状況をシステム管理する為の費用となります。※積み下ろし費用は別に請求されます。 請求は主にRT/Timeです。入庫する貨物のサイズ、または重量の大きい方の数値を元に算出され、入庫ごとに費用が発生します。[br num=”2″] 例えば、 WH IN: THB 100/RT/Time 貨物サイズ(重量):4.5M3(1TON) 入庫費用:THB 100 x 4.5M3 = THB450/Time このように計算されます。

WH OUT:出庫費用

出庫時のハンドリング費用です。貨物を指定保管場所からコンテナや倉庫に積み込む前の取り扱い、及び出庫状況のシステム管理の費用です。※積み込み費用は別に請求されます。こちらも同様に請求はRT/Timeです。[br num=”2″] WH OUT: THB 100/RT/Time 貨物サイズ(重量):4.5M3(1TON) 出庫費用:THB 100 x 4.5M3 = THB450/Time となります。

Loading/Unloading:積み込み&積み降ろし費用

貨物の積み込み、及び 積み降ろし費用です。これらの費用は積み込み・積み降ろし時のトラック、トレーラー、コンテナのサイズによって請求金額が変わります。主に以下の車両で見積もりを提出します。 ・4W Truck ・6W Truck ・18W Trailer ・20’ Container ・40’ Container

積み込み・積み降ろし:パレットの有無

積み込み・積み降ろし費用はパレットの”あり・なし“で費用が変わります。パレットがない場合、複数の作業員が人力で貨物を降ろしていかないといけないので、時間と人件費がかかる為 一般的に高くなります。 他にも貨物の内容によって価格が変わる場合があります。重量貨物や長尺貨物の場合、取り扱いが難しく、また危険になりますので特殊な機材を使う場合があります。

見積もり依頼時に必要確認事項

倉庫の費用を確認する時には主に以下の項目をお知らせ下さい。保管スペースやほかの貨物への影響、積み込み・積み下ろしのハンドリング方法の検証、貨物保険の適応にも関係してきます。

必要情報

1. 倉庫の種類(一般・定温・冷蔵・冷凍・危険品・保税) – 危険品の場合:MSDS – 温度管理倉庫:保管温度 2. 貨物内容 3. 貨物の大きさ(縦 x 横 x 高) 4. 貨物の重量 5. 個数 6. パレットあり/なし 7. 段積みの可否 8. 梱包形態 – カートン – 缶 – ドラム – クレート – なし 9. 入庫トラック・トレーラーサイズ 10. 貨物の価値 11. 保管期間

まとめ

倉庫の手配は貨物によってハンドリング方法が異なって来ます。安全に取り扱うための設備や積み込み・積み降ろし方法、また保管とハンドリングに必要なスペースの検証。貨物によってこれらの現場の対応方法に違いが出てくるので、見積もり提出には少々時間がかかる場合があります。ご不明な点がありましたら都度、弊社スタッフまでお問い合わせください。