投稿日:2025.03.05 最終更新日:2025.03.05
トランプ関税発動!米国の輸入コスト急上昇へ

アメリカがカナダ・メキシコに25%、中国に追加10%の関税を発動。
貿易戦争の激化が懸念され、消費者物価への影響も避けられません。今回の措置の背景と今後の展開を解説していきます。
CONTENTS
関税発動の背景
アメリカは3月4日、カナダ・メキシコに対し25%の関税を発動。
中国には、従来の10%に追加で10%の関税を課すことを決定しました。
トランプ政権は以前、この関税措置を保留していましたが、最終的に実施に踏み切った形となりました。
カナダ・メキシコへの影響
これまで3カ国間の貿易協定(FTA)により、関税はゼロでした。
しかし、今回の措置で25%が課せられることになり、輸入品の価格が大幅に上昇する可能性が高いです。
特に自動車部品や日用品の価格への影響が懸念されています。
中国への追加関税と狙い
中国にはすでに10%の関税が課せられていましたが、新たに10%が上乗せされ、合計20%になりました。
アメリカの貿易の約4割を占める3カ国への影響が大きいため、輸入品価格の上昇は避けられないでしょう。
消費者物価と経済への影響
関税引き上げは、消費者に直接影響を与えます。
特にメキシコからの食品輸入が多いため、食卓への影響は大きいと見られています。
物価が上昇すれば、消費行動の鈍化につながる可能性もあります。さらに、所得税減税の継続が不透明なため、国民の負担増が懸念されています。
今後の展開は?
カナダ・メキシコは報復関税を検討しており、貿易摩擦がさらに激化する可能性もあります。
一方で、一部の輸入品に関しては救済措置の導入も議論されています。
しかし、現時点では状況が流動的で、今後の展開に注目が集まっています。