投稿日:2025.01.24 最終更新日:2025.01.24
トヨタ国内生産が高水準に回復!日本の製造業は復活するのか?
トヨタの国内生産台数が6年ぶりに高水準を記録しました。
一方で、世界生産の見通しには不安要素も。日本の製造業は再び活気を取り戻せるのでしょうか?
今回のニュースを詳しく解説します。
CONTENTS
国内生産の好調な推移
トヨタの2025年国内生産台数は340万台、2027年には370万台を見込んでいます。
この水準は、トヨタが雇用維持と技術力向上のために必要とする基準を上回るものです。
国内で生産された車両の多くは輸出されており、円安の影響もあって競争力が向上しています。
世界生産の見通しと課題
トヨタの2025年世界生産台数は1000万台弱と見込まれています。
2024年の900万台半ばを上回るものの、中国市場の販売低迷が課題となっています。
特に電気自動車(EV)の需要減少が影響を及ぼしており、従来計画の100万台から80万台に縮小する見通しです。
EV市場の変化
EV市場の成長鈍化が進む中、トヨタはハイブリッド車の拡大に力を入れています。
アメリカの政策変化などが要因となり、EVの普及スピードに陰りが見られます。こうした状況の中で、ハイブリッド技術が再評価される可能性があります。
日本生産の今後の展望
円安や人件費の抑制により、国内生産のメリットが再認識されています。
トヨタ以外の企業も日本国内への生産回帰を検討しており、半導体メーカーのTSMCが熊本に工場を設立したこともその一例です。
こうした動きが続けば、日本の製造業が活性化する可能性もあります。
まとめ
トヨタの国内生産回復は、日本のものづくりにとって明るい兆しとなるかもしれません。
しかし、世界市場の不確実性やEV市場の縮小など、課題も多く残っています。今後の動向に注目が必要です。