投稿日:2025.01.06 最終更新日:2025.01.06
日系物流企業が挑むインド市場の可能性と課題
インド市場は日系企業にとって魅力的な市場である一方、多くの課題も存在します。
今回はインド市場の現状や物流業界の展望について掘り下げ、成功の鍵を探ります。
CONTENTS
インド市場の現状と注目ポイント
インド市場では、過去にもブームが訪れましたが、大きな成功にはつながりませんでした。
近年では脱中国の動きやインド国内の経済成長により、再び注目が集まっています。特に製造業や物流業界における可能性が話題となっています。
一方で、2016年時点でインドに進出した日系企業の約7割が赤字であったという厳しい現実もあります。
残りの3割も収支がトントンという状況でした。これが、インド市場の難しさを物語っています。
日系物流企業の課題とは?
インド市場で日系物流企業が成功するためには、既存の「日系同士の取引」に頼らず、インド企業や他国企業との取引拡大が求められます。
物流業界においても、内需の伸びを背景に輸出入の機会が増えつつありますが、製造業との連携や市場への適応がカギとなります。
具体例として、インド自動車市場で活躍するスズキが挙げられます。しかし、東南アジア市場ほどの勢いはないとされています。
脱中国の動きとインド市場の注目度
脱中国の流れが進む中で、インド市場への注目が高まっています。
アメリカと中国の緊張関係やコロナ禍の影響を受け、一部の企業はインドに新たな拠点を構え始めています。しかし、これが日系物流企業の利益につながるかどうかは、まだ不透明です。
インド市場成功の鍵
インド市場で成功するためには、インド企業との取引や非日系企業との連携が必要です。
物流業界では、長年の海外経験を持つ大手日系企業がすでに動き出しています。これに続く形で他の企業も柔軟な戦略を取る必要があります。