投稿日:2024.12.24 最終更新日:2024.12.24
2024年物流業界を振り返る:主要ニュースと展望
2024年は物流業界にとって大きな変革の年でした。
海上運賃の高騰やデジタル化の進展、2024年問題など、さまざまな出来事が業界を揺るがしました。
今回はこれらの重要なトピックを振り返り、来年以降の展望について考察します。
CONTENTS
海上運賃の高騰とその背景
イエメンのフーシ派による攻撃が紅海地域で発生し、南アフリカの航路にも影響を与えました。
この影響で海上運賃が大幅に上昇し、4月ごろにはコロナ前を上回る水準に達しました。供給不足が続き、運賃の動向は来年も注目されるでしょう。
デジタルフォワーダーの現状と課題
2024年も物流業界ではデジタル化が進み、大手フォワーダーがデジタルプラットフォームの開発を推進しました。
しかし、中小企業での利用は依然として限定的です。
スタートアップによる取り組みも進んでいますが、普及には時間がかかると見られています。
物流業界の「2024年問題」
2024年4月からトラックドライバーの労働時間規制が強化されました。
この規制により、輸送量の減少や輸送費の上昇が発生しています。その対応策として、フェリーや鉄道を活用するモーダルシフトが進行中です。
アメリカ東海岸の労使交渉
アメリカ東海岸では労使交渉がストライキに発展しましたが、賃金に関する暫定合意が短期間で成立しました。ただし、自動化に関する議論は続いており、今後の動向が注目されています。
来年以降の展望
2024年の振り返りを通じて、物流業界が直面する課題と変革の方向性が明らかになりました。
特にデジタル化と規制への対応が、今後の重要なテーマとなるでしょう。