投稿日:2024.12.17 最終更新日:2024.12.17
プサン港に1兆円超の投資計画、韓国が競争力強化を目指す
韓国政府はプサン港の競争力を国際トップレベルへ引き上げるため、2045年までに1兆円以上の投資を行う計画を発表しました。
今回はその戦略や影響について詳しく解説します。
CONTENTS
プサン港の競争力強化計画
韓国の海洋水産部は、輸出入の安定した物流システムの確保を目指し、新たなグローバルハブ港湾戦略を打ち出しました。
今回の計画では、プサン港において港湾整備を進めることで、2045年までに約1兆5100億円を投資する考えです。
トランシップ港として、プサン港の役割を強化する狙いもあります。
サプライチェーンと中小企業支援
この計画には、海外のサプライチェーン拠点との連携強化が含まれています。
2027年までに物流センターを8拠点に拡大し、さらに2032年までに16拠点とする目標を掲げています。
また、韓国の中小企業に優先的に物流センターを利用させる支援策も展開されます。
持続可能エネルギーへの取り組み
環境への配慮も重視されており、プサン港周辺で再生可能エネルギーの比率を2032年までに25%、2050年までに100%に高める方針です。
新世代燃料の供給インフラも整備し、未来の物流拠点としての機能を強化する予定です。
日本への影響と意見
この計画は、日本に対しても大きな影響を与える可能性があります。
特に日本への直行便が減少する中、プサン港の成長は日本の港湾にも影響を及ぼすでしょう。韓国政府の積極的な取り組みが物流業界にどのような変化をもたらすか注目です。
まとめ
韓国政府の今回の発表は、プサン港の未来に大きな期待を抱かせるものです。
物流の安定化、中小企業支援、環境対策など、さまざまな側面から国際競争力を高めるための戦略が打ち出されています。
新たな物流の潮流となるか、今後の展開に注目です。