投稿日:2024.12.12 最終更新日:2024.12.12
12月の海上運賃が急上昇中!アジアから欧州への輸送事情を解説
年末需要や春節前の影響で、アジアから欧州への海上運賃が急上昇しています。
今回は12月の運賃動向やその背景、今後の見通しについて解説します。最新の海運事情を知りたい方はぜひご覧ください!
アジアから欧州への運賃上昇が続く理由
12月に入り、アジアから北ヨーロッパや地中海向けのスポット運賃が上昇を続けています。
この背景には、年末年始の需要増加や、中国の春節(旧正月)前の輸送需要が大きく影響しています。
特に、上海からロッテルダムへの運賃は40フィートコンテナあたり4,775ドルと、前週比で19%の上昇を記録しました。
一方、上海からジェノバへの運賃も22%増加し、5,549ドルに達しました。このような20%以上の上昇は異例であり、需要の強さが際立っています。
年明け後の見通し
現在の高い需要は、少なくとも第1四半期まで続くと予測されています。
報道では、中国の春節やアメリカ大統領選挙後の需要増加が、この動向に早くも影響を与えていると指摘されています。
ただし、春節後は欧州経済の低迷に伴い、需要の衰退や運賃の下落が予想されています。
船舶供給の増加や市場のコントロールも影響し、今後の動向は引き続き注視が必要です。