HPS Trade, a distribution agent
that accelerates business locally in Asia

MENUCLOSE

column

ハパックロイドとマースク、グリーンメタノール調達に向けた新たな一歩

ハパックロイドとマースク、グリーンメタノール調達に向けた新たな一歩 | イーノさんのロジラジ

ハパックロイドとマースクが、中国のメタノール供給会社と契約を結び、脱炭素社会への具体的な取り組みを進めています。

両社のアライアンスやエネルギー分散戦略について詳しく解説します。

両社が脱炭素に向けた新たな挑戦

ハパックロイドとマースクは、脱炭素社会の実現を目指して、中国のメタノール供給会社と契約を締結しました。

この契約により、ハパックロイドは2026年から年間25万トン、マースクは年間50万トンのグリーンメタノールを供給される予定です。

グリーンメタノールとは?

グリーンメタノールは、バイオメタノールと電力由来のEメタノールをブレンドした燃料です。

これにより、二酸化炭素の排出量を最大70%削減できるとされています。


この技術革新は、両社が掲げる脱炭素目標の達成に向けた大きな一歩となります。

アライアンスの役割とエネルギー分散の重要性

ハパックロイドとマースクは、2024年に新たなアライアンス「ジェミニ」を設立予定です。

エネルギー供給の安定化を図るため、メタノールに加えてLNG(液化天然ガス)も使用可能な二元燃料エンジンを採用しています。

これにより、燃料供給の不確実性へのリスク分散を図っています。

今後の展望

ハパックロイドは、2030年までに2022年比で二酸化炭素排出量を3分の1に削減する目標を掲げています。

一方で、メタノールとLNGの両方を活用する戦略を採用することで、長期的な安定性を確保しています。

両社の挑戦は、海運業界全体の脱炭素化にも寄与するでしょう。

動画視聴はこちらから