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CMA CGMがブラジルの港湾オペレーターに48%出資 – 南米事業の拡大へ

CMA CGMがブラジルの港湾オペレーターに48%出資 – 南米事業の拡大へ | イーノさんのロジラジ

CMA CGMは、ブラジルの主要ターミナルオペレーター「サントス・ブラジル」に48%の株式を取得し、南米での事業拡大を進めています。この動きは、CMA CGMが港湾事業の強化を目指す中での重要な一手となります。

ブラジルの港湾オペレーター、サントス・ブラジルとは?

CMA CGMが出資を決定したサントス・ブラジルは、ブラジル沿岸で3つの主要ターミナルを運営しており、コンテナ、液体バルク、完成車向けのターミナルを管理しています。

これらのターミナルの中で、南米最大のサントス港にあるコンテナターミナルが特に注目されています。

現在、250万TEUの処理能力を持つこのターミナルは、将来的に300万TEUまで拡張する予定です。

CMA CGMの狙いと今後の計画

CMA CGMは今回の出資により、ターミナル運営への影響力を強化し、残りの株式を買い取る意向も示しています。

船会社が港湾事業に進出するメリットとして、ターミナル運営に関わることで、自社船の優先入港や自動化の促進が可能となります。

この動きは、混雑する港でもサービスの向上につながる重要な要素です。

南米事業強化の背景

CMA CGMは、2017年にもブラジルの内航船会社メルコスール・コースラインを買収し、14港へのサービスを展開しています。

また、同社のロジスティクス部門であるシバ・ロジスティクスは、ブラジル国内に7500人の従業員を抱え、36拠点で53万平米の倉庫を運営しています。

こうした動きは、南米における物流網の強化を目指すCMA CGMの一貫した戦略です。

まとめ

今回のサントス・ブラジルへの出資は、CMA CGMが南米市場でのプレゼンスをさらに高める重要な一歩です。

今後のターミナル拡張や、港湾事業全体に与える影響についても注目が集まります。

動画視聴はこちらから