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コンテナ運賃の下落傾向と北米東海岸ストの影響について解説

コンテナ運賃の下落傾向と北米東海岸ストの影響について解説 | イーノさんのロジラジ

現在、貿易業界ではコンテナ運賃が下落し続けています。

特に、北米や欧州向けの運賃が軟化しており、その原因や今後の影響について注目されています。

今回は最新のコンテナ運賃の動向と北米東海岸で懸念されるストライキの影響について解説します。

コンテナ運賃が下落中

2023年9月、貿易業界ではコンテナ運賃が欧米向けを中心に大きく下がっています。

上海発の北米東海岸向け運賃は40ftコンテナあたり6,838ドルとなり、5月以来の7000ドル割れを記録。

通常、9月はクリスマス商戦に向けた出荷が増える時期で、ピークシーズンとされますが、それにもかかわらず運賃は下落しています。


中国の国慶節を前に、多くの企業が出荷を急いでいるため、出荷量が一時的に増加しています。

しかし、運賃は下がり続け、アメリカ西海岸向けの運賃も5,494ドルに下がりました。これらの要因から、今後も下落傾向が続くと予想されています。

北米東海岸ストライキの影響は?

現在、注目されているのが北米東海岸でのストライキの可能性です。

ストが発生した場合、東海岸の荷主は西海岸に荷物をシフトさせる動きが見られます。


しかし、今のところ西海岸の運賃は大幅には上昇していません。これにより、実際にストが発生した場合の運賃動向が不透明な状態です。

特に、ストライキが発生した際に北米東海岸向けの運賃がどのように変動するかは、今後の大きな注目ポイントです。

もし西海岸へのシフトが進めば、そちらの運賃も上がる可能性があるため、引き続き状況を見守る必要があります。

まとめ

全体的にコンテナ運賃が下落している現状ですが、特に北米東海岸のストライキが今後の運賃にどのように影響するかが注目されています。

今後の動向を確認するために、貿易業界関係者は引き続き状況を注視する必要があります。

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