投稿日:2024.09.17 最終更新日:2024.09.18
DSVがDBシェンカーを買収!世界最大の物流企業が誕生
世界的な物流業界に衝撃的なニュースが舞い込んできました。
デンマークの物流大手DSVが、ドイツ国鉄傘下のDBシェンカーを買収。これにより、DSVは世界最大のフォワーダーとしての地位を確立しました。
今回は、この買収の背景とその影響について解説します。
CONTENTS
DSVがDBシェンカーを買収、業界に激震
ついに、DSVがDBシェンカーを買収することで合意しました。
これまでDHLやマースクもこの買収に関心を寄せていましたが、最終的にDSVが勝ち取る形となりました。
DBシェンカーはドイツ国鉄の傘下にあり、世界中に広がるネットワークを持つ物流大手です。
今回の買収により、両社の売上高は合わせて3兆円を超え、従業員は約14.7万人となり、世界最大の物流企業が誕生しました。
買収の背景と労働組合の懸念
このM&Aに関しては、労働組合から懸念の声も上がっています。
買収が行われる際、大量解雇が伴うことがよくあるため、DBシェンカーの従業員は不安を抱いています。
ドイツ政府も同様の懸念を示していますが、DSVは「雇用は守る」とし、今後3年から10年でドイツに10億ユーロを投資する計画を表明しています。
日本市場への影響は未知数だが欧米市場での影響は大きい
今回の買収による日本市場への直接的な影響はまだ明らかになっていません。
DBシェンカーとDSVの合併が日本市場に与える影響は少ないかもしれませんが、欧米市場では大きな影響を与えることが予想されます。
特に日本の自動車メーカーや家電メーカーが、DSVの拡大に伴い影響を受ける可能性もあります。
まとめ
DSVによるDBシェンカーの買収は、世界中の物流業界に大きな影響を与えるでしょう。今後の動向に注目が集まります。
特に、欧米市場での競争が激化する可能性が高く、労働組合や従業員にとっても重要な局面を迎えることになるでしょう。