投稿日:2024.09.10 最終更新日:2024.09.10
Maersk、メキシコ・エルパソに物流施設を新設!北米-メキシコ間の輸送強化へ
Maerskは、メキシコのエルパソに新たな物流施設を建設し、北米とメキシコ間の輸送を強化します。
これは、インテグレーター戦略の一環であり、さらなる物流サービス向上を目指しています。今回はその詳細と背景について解説します。
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メキシコ・エルパソに新物流施設を建設
世界有数の船会社であるMaerskは、船舶輸送にとどまらず、総合物流サービスへの展開を進めています。
今回、メキシコのエルパソに新たな物流施設を設置し、トラック輸送を強化することを発表しました。
エルパソは、アメリカとメキシコの国境沿いに位置する重要な物流拠点で、テキサス州やニューメキシコ州、メキシコのチワワ州をカバーする地域です。
施設の概要と対応範囲
今回建設のエルパソの施設は、約4万平方メートルの広さを持ち、主にLTL(少量貨物)やフルトラック輸送に対応する予定です。
これは、北米市場への効率的な輸送を目指した取り組みであり、特にアメリカへのトラック輸送の強化が期待されています。
既存施設との連携
Maerskは2023年3月にもメキシコのティフアナに分配センターを設置しています。
ティフアナはアメリカの西海岸、サンディエゴに近い国境沿いに位置し、ここではアメリカからメキシコ向けの貨物の仕分けが行われています。
これにより、北米市場全体に効率的な物流サービスを提供しています。
市場の注目点と今後の展開
メキシコは北米市場の中でも大きな成長が期待される地域です。
アメリカとメキシコ間での輸送需要が高まる中、Maerskのエルパソ新施設はその需要に対応するための重要な拠点となります。
また、中国企業のメキシコ進出やアメリカの政治動向にも注目が集まっていますが、Maerskは物流全般にわたり強化を図ることで市場拡大を狙っています。
メキシコ市場の今後の成長と、それに伴う物流の変化から目が離せません。