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NEC、生成AIを使ったHSコード特定サポートを開発!通関業務の効率化に期待

NEC、生成AIを使ったHSコード特定サポートを開発!通関業務の効率化に期待 | イーノさんのロジラジ

NECが新たに開発した生成AIは、通関業務の効率を劇的に向上させる可能性があります。

経験が浅い担当者でも、このAIを活用することで、HSコードの特定を簡単に行えるようになります。

生成AIがHSコード特定をサポート

NECが発表した新しい生成AIは、通関業務におけるHSコードの特定をサポートします。

特に、経験の浅い担当者でも、AIを使うことで効率的にHSコードを特定できる仕組みが特徴です。


担当者が商品名や用途を入力すると、AIがその商品に適したHSコード候補を提示し、さらに不足している情報も確認します。

これにより、業務の8割がAIで処理できると期待されています。

会話形式での情報確認が可能

この生成AIは、HSコード特定に必要な情報が不足している場合、担当者と会話形式で情報を確認します。

商品画像、素材、用途などの情報を提供することで、AIが最適なコードを特定します。

もしAIが完全な回答を出せなくても、残りの2割の部分は通関の専門家がフォローすることで、正確な結果を導くことができます。

関税計算システムとの連携も視野に

NECは、HSコード特定だけでなく、関税計算をサポートするシステムの開発も進めています。

AIが関税率を計算し、関税を減免するための具体的なアドバイスも提供するようになります。


たとえば、特定の国からの輸入に対して適用される関税率や、関税を0にするための必要書類についても、AIがサポートします。

通関業務の効率化が期待される未来

この技術が普及すれば、通関士の業務負担が減り、より複雑な案件に集中できる環境が整います。

また、メーカーの自社通関も進む可能性があります。生成AIの導入により、メーカー内での通関業務が簡素化され、少ないリソースでも効率的な運営が期待されるからです。


NECは9月10日から13日に東京ビッグサイトで開催される国際物流総合展に出展予定です。興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

動画視聴はこちらから