投稿日:2024.09.04 最終更新日:2024.09.05
メキシコEV投資の見直し、トランプ再選の影響か?テスラとBYDの動向
トランプ前大統領が再選される可能性が高まる中、テスラとBYDがメキシコにおける電気自動車(EV)工場の投資を一時停止しました。
これにより、今後の自動車業界や日系自動車メーカーへの影響が懸念されています。
今回は、これらの動きとその背景について詳しく解説します。
CONTENTS
BYDとテスラの投資ストップ
中国の電気自動車メーカーBYDは、メキシコに新たな工場を設立する予定を中止しました。
これに先立ち、アメリカのテスラもメキシコに低価格帯のEV工場を建設する計画を一時停止しています。
両社の決定は、アメリカ大統領選挙の結果を待つ姿勢を示しています。
トランプ再選の影響
トランプ氏が再び大統領に選ばれた場合、メキシコからアメリカへの自動車に高い関税が課される可能性があります。
トランプ氏は、メキシコからの自動車に対して最大で100%の関税をかける意向を示しています。
このため、アメリカ・メキシコ・カナダ協定のもとで関税がゼロになる条件が変更される恐れがあります。
日系自動車メーカーへの影響
トランプ氏が再選された場合、日系自動車メーカーも影響を受ける可能性があります。
特にメキシコで生産しアメリカに輸出する形態が多いため、関税の増加はコストの上昇を招きかねません。
これにより、メキシコでの自動車生産や投資がさらに困難になる可能性があります。
今後の展望とサプライチェーンの変化
トランプ氏の再選が現実のものとなった場合、メキシコからの輸入に対する関税の増加が予想され、他の地域への投資が加速する可能性があります。
特に東南アジアやインドなど、新たな生産拠点としての可能性が注目されています。
まとめ
テスラとBYDの投資ストップは、トランプ氏の再選がもたらす可能性のある貿易政策の変化を反映しています。
メキシコを拠点とした自動車産業がどのように変化するか、今後の動向に注目が集まります。