投稿日:2024.08.27 最終更新日:2024.09.04
日新のデジタルフォワーディング戦略:IT化で進化する物流業界
近年、物流業界ではデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速しています。
その中でも、株式会社日新が進めるデジタルフォワーディング戦略が注目されています。今回は、その詳細についてお伝えします。
CONTENTS
日新のDX戦略の進展
株式会社日新は、DXの推進を掲げ、デジタルフォワーディングの収益化を進めています。
同社は「Forward ONE」というデジタルフォワーディングプラットフォームを開発し、運用しています。
このプラットフォームの機能は日々進化しており、昨年は主に航空・海上輸送の見積もりやスケジュール検索、ブッキング依頼などが可能でしたが、今年からはトラッキングや遅延通知、CO2排出量の検索機能も追加されました。
日新のDX戦略の特徴は、大きく4つの柱で構成されています。
まず、汎用的な物流サービスのDX化。
そして、高度な技術を活用した個別商品の開発、物流事務の合理化、新領域の開発です。
これにより、物流業界に新たな付加価値を提供し、競争力を高めています。
DX推進の背景と影響
デジタルフォワーディングは、従来のフォワーディング業務にIT技術を取り入れることで、効率化と精度向上を図るものです。
これまでのフォワーディング業務は、営業やカスタマーサポートが中心でしたが、DXの推進により、ITが業務の中心に据えられるようになりました。
日新は、IT専門の部署を新設し、昨年から17人の専門人材を採用するなど、積極的な人員投資を行っています。
デジタルフォワーディングの未来
日新が進めるデジタルフォワーディングは、物流業界全体にとっても重要な戦略です。
競争が激化する中、デジタル化が進まない企業は競争力を失う可能性があります。
一方で、日新のように早期にデジタル化を進める企業は、業界内でのリーダーシップを確立できるでしょう。
物流業界において、デジタルフォワーディングは単なる効率化手段にとどまらず、新たなビジネスモデルを創出する鍵となっています。
今後も、日新が提供する新しいソリューションやサービスに注目が集まるでしょう。
海外展開の重要性
デジタルフォワーディングの進展に加えて、日新は海外展開にも力を入れています。
海外営業ネットワークの構築が、今後の成長に不可欠であると認識しており、バリで開催されたネットワーク会議にも積極的に参加しています。
こうした取り組みにより、国際物流の新たなビジネスチャンスを開拓しています。
まとめ
日新のデジタルフォワーディング戦略は、単なるIT化を超えた業界の革新をもたらすものです。
競争が激化する物流業界で、同社がどのようにリーダーシップを発揮するか、今後の展開に注目です。