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アジア発北米向けの海上運賃が再び上昇!ストライキや大統領選が影響

アジア発北米向けの海上運賃が再び上昇!ストライキや大統領選が影響 | イーノさんのロジラジ

アジアから北米向けのコンテナ運賃が再び上昇しています。

この背景には、北米東海岸の労使交渉の不透明さ、カナダ鉄道のストライキ、そしてアメリカ大統領選挙の影響が考えられます。

これらの要因が、今後の運賃動向にどのような影響を与えるのか注目が集まります。

ピークシーズンに再び上昇する運賃

8月中旬以降、アジア発北米向けのコンテナ運賃が再び上昇しています。

今年の前半は一時的に落ち着いていたものの、現在はピークシーズンに差し掛かり、健全な貨物の動きが続いています。

運賃の具体例として、8月22日時点で上海発ロサンゼルス向けの運賃が6401ドル、上海発ニューヨーク向けが8811ドルと報告されています。

ストライキと労使交渉が与える影響

運賃上昇の要因の一つに、カナダ鉄道のストライキや、北米東海岸の労使交渉の不透明さがあります。


カナダでは、2つの大手鉄道会社がロックアウトを行い、労使交渉が難航しています。政府が介入するも、交渉が決裂し、今後の影響が注目されています。

特に、アメリカ向け貨物の1/3を占めるカナダ鉄道の不安定な状況は、サプライチェーンに大きな影響を及ぼします。

アメリカ大統領選挙の影響

さらに、アメリカ大統領選挙も運賃に影響を与える可能性があります。

特に、トランプ氏が再選された場合、中国からアメリカへの関税が引き上げられる見通しがあり、それに伴い貨物の前倒し出荷が増えることが予想されています。

この動きが、今後のコンテナ運賃にどう影響するのか、引き続き注視する必要があります。

今後の運賃動向に注目

運賃はサプライチェーンのボトルネックによっても左右されます。

一度目詰まりが発生すると、その解消には時間がかかり、運賃がさらに上昇する可能性があります。現在の不安定な状況を踏まえ、今後の動向に注目が必要です。

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